AQUSHの評価

ソーシャル・レンディングのAQUSHは借り手を評価しランク付けしています。AA、A、B、C、Dと投資不適格の5段階があります。AAの方が貸し倒れリスクが小さく、Dの貸し倒れリスクが一番大きくなります。以前AQUSHで貸し倒れが発生したのも、Dランクでした。

一般的には、リスクの小さいAAランクほど貸付利率は下がり、Dランクほど貸付利率は上がるはずです。以前は確かに、明確にそのような傾向を示していました。ですから僕が高利回りを狙ってDランクに投資した結果、貸し倒れを経験したわけです。

ところが、先月・今月の傾向を見てみると、AAランクからDランクまで、貸付金利の最高は10%くらいで高止まり。つまり、リスクにかかわりなく、同じような貸付金利で落ち着いていることになります。

理由は良くわかりませんが、借り手が増えてきたのに対して、貸し手が限られているために、低リスクのランクの方まで貸付金利が上がっている、ということでしょうか。借り手にはありがたいことですが。

ソーシャルレンディング AQUSHの難しさ

ソーシャルレンディングのAQUSHに口座を開設していろいろ試してみています。あらためてわかってきたことは、グレードAAからD、それぞれに分けられた借り手の信用度評価は、貸付金利には関係がない、ということ。つまり、同じ評価の人へなら、貸し手としてはなるべく高い利息で貸す方がリスクの軽減になるということ。Dグレードのような貸し倒れリスクが高い場合はなおさらですね。

ではいたずらに高い利息を狙って行けば良いかというと、低い利息の方から優先的に成約しますから、高い利息を狙った人の資金は貸し付けられずに残る可能性が高くなります。貸し出せたとしても、ごく一部になってしまうことが多い様子。

貸し付けることができない資金が残ったとしても高い金利を狙うべきか、利子を下げても資金はなるべく貸し付けてしまうべきか、悩むところです。貸し付けきれなかった資金は来月回しとなりますが、それでも高い金利を狙っていたら、貸付できない可能性がありますから。

AQUSHは毎月の元利均等返済ですが貸付期間が3年間と短いですから、住宅ローンのような最初の頃の返済の大部分が利子、ということはありません。ある程度は最初から元本が返済されます。と言うことは、返済された元本を次の月の貸し付けに回すことができる、ということ。

それを考えると、僅かばかりの金利の高さを狙って「貸せないリスク」を高めるよりも、着実に貸し出して資金をまわしていく方が有利かな、という気がしています。

ソーシャルレンディング AQUSHの特徴

ソーシャルレンディングAQUSHの利用を始めました。始める前の説明を読んだだけでは飲み込めなかった特徴がだんだんわかってきました。ツイッターで関係者の方に直接尋ねた部分もありますが。

まずAQUSHに融資を申し込んだ借り手(ボロワー)は、AA、A、B、C、D、そして投資不適格のいずれかにランク付けされます。投資不適格はもちろん投資対象にならないわけですが、それ以外の方はAAが一番高ランクでDが一番リスクが高いグループとしてランク付けされます。

一方、貸し手は、投資しようとする格付けと利率を選んで申し込みます。例えばBランクで7%を希望、など。

借り手と貸し手のマッチングをどのようにするのか、と思っていたのですが、基本的に各ランクの中で、低利で提供されているレンダラーの資金から貸し付けられていくようです。つまり、自分がリスクとリターンを考慮してBで7%を選択したとしても、他の貸し手がBで6%で申し込んでいたら、そちらが優先的に貸付されます。

誰しも高利で貸し付けたいわけですが、欲を出して高利回りを狙うと、自分の資金がちっとも貸し付けに回らない、という事態に遭遇するわけです。

貸付に回らなかった資金は、他のランクや利率への投資に振り返ることができますから、貸し手の側も状況を判断して運用できる仕組みです。なお、現在どれくらいの利率で貸し出しが行われているかは、ヒートマップという一覧表を使って確認ができます。

さて、そこで問題になるのは借り手と貸し手のバランスが悪い場合。要は借り手と貸し手の量が均衡しない限り、借り手市場、貸し手市場に流れがちになります。

貸し手の側からすると、借り手の数や金額が十分でないと、貸し手の中に競争が起こりますから、低利でも貸しちゃえ!という人が出てきて期待できる金利は下がってしまいます。金利を下げればその分リスクを吸収する力は弱まってしまいますが、競争が起きると合理的な判断をできなくなる人もいることでしょう。

というわけで、もし借りるなら借り手市場の時、貸すのなら貸し手市場の時がよい、というのが戦略ですね。

しかし、市場メカニズムを使って借り手と貸し手を結び付けるAQUSHの仕組み、十分な借り手貸し手が確保できるようになったら、非常に面白いと思います。