応援ばかりでいいのか?クラウドファンディング

私はミュージックセキュリティーズなどで、よく投資をしています。しかし、何年か経過して見えてきたのは、手数料も加味して投資家にとっての黒字を出してくれるファンドの数は、多分、数割程度という現実。そして、倒産したり、資金繰りに困って支払いが遅れたりするファンドの数も多いこと。

ビジネスの内容や商品に興味を持って支援していますから、ファンドがうまく行かなくても仕方がない、自己責任ではあります。しかし、あまりに資金繰りなどが稚拙なビジネスも多いのではないか、事業の予測が甘すぎるビジネスも結構混じっているのではないか、というのが正直な感想です。

「気に入ったビジネスを支援する」というのが言い訳になってしまっている面はないのか?うがった見方をすればミュージックセキュリティーズは一種のプラットフォーマー、手数料商売です。

ただこれはミュージックセキュリティーズを非難しようというわけで指摘しているのではありません。結局投資をする側が、プラットフォーマーのモーチベーションはどう働くか、各ビジネスの収益性や社会性を判断する見識が自分にあるのか、そうしたことを考え直す必要がある、ということです。

私自身は、投資に際しては以前よりも慎重になりました。それでも、ミュージックセキュリティーズのサイトに新たなファンドが掲載されるのを楽しみに待っているのですが。

ミュージックセキュリティーズの評判

僕は3つの会社を通してソーシャルレンディングを利用していますが、その一つがミュージックセキュリティーズ。東日本大震災の被災地への復興支援ファンドなども実施していて、テレビなどのメディアでも時々取り上げられています。

東日本大震災直後にツイッターでミュージックセキュリティーズの人とコンタクトすることがあり、その時に醤油を作っている八木澤商店の危機などを伝え、支援ができないか問い合わせたら、あっという間に動いてくれました。ミュージックセキュリティーズの機動力は凄いです。

僕自身は農業関係のファンドが気に入っていて、特に金銭的なリターン以上に、投資家への特典として送られてくる製品もとても楽しみにしています。現在投資中のファンドは復興支援ファンドを含めて20以上ありますから、投資額はともかく、ファンドの数としては結構ミュージックセキュリティーズに投資している人の中でも多い方かもしれません。

その一方で、先日は北海道の農場がファンドの募集途中に経営が行き詰まる、といった問題も発生しました。投資にはリスクは付き物ですが、他の人がどのように感じているのかも知りたくて、WEBでミュージックセキュリティーズの評判を調べてみました。

すると、やはり復興支援ファンドなどや、ミュージックセキュリティーズの一般的な仕組みには好意的な意見が多いのですが、特定のファンドなどに関しては厳しい意見も見つけました。例えばここ

このブログでは、カンボジアのマイクロクレジットのファンドの仕組みがわかりにくい、という指摘がなされています。僕自身はカンボジアとベトナムのマイクロクレジットのファンドに投資をしています。僕は個人的にマイクロクレジットの仕組みには詳しいので、どのように投資されるかという点での疑問はまったく持っていなかったのですが、このブログの指摘は、投資家への説明としては不十分である、というものでした。

確かに言われてみれば、その通りかもしれませんね。自分は良く知っているからと思って、あまり疑いもせずに投資していましたが、それが逆に投資家的な厳しい視点を曇らせている、ということはあるのかもしれません。気をつけなくては。

もっとも僕自身は、「応援したいビジネスかどうか」で投資するかどうかを決めていますから、投資リスクは判断材料としては最重要事項ではありませんが。

被災地応援(震災復興)ファンドでさらに3ファンド募集開始

ミュージックセキュリティーズが仕掛けている震災や津波の被害を受けた事業者を支援する震災復興ファンド、被災地応援ファンドに3ファンドが追加になりました。

本物の完熟海苔、七ヶ浜の星のり店さん。創業明治13年、笹かまぼこ、南三陸の及善商店さん。創業大正5年、酒米から生産し、純米酒へのこだわり酒造り、寒梅酒造さん。

個人的に一番興味があるのは我が家の子どもたちがのりが大好物であることもあって七ヶ浜の星のり店

でも問題は投資資金。株価が上がっているなら株を処分してファンドにシフトするんだけど、損の確定は気が重いからなあ。

ソーシャルレンディングにシフト

株価は低迷、預金利率は地に張り付いたままの状況が、どれくらい続いていることか…という時代に新たに登場してきたのがソーシャルレンディングという仕組み。

簡単に言えば、「貸したい」人と「借りたい」人をダイレクトに近い形で結び付ける仕組みがソーシャルレンディングです。要は銀行とかにお任せにせず、借りたい人の情報を貸す側が自ら判断して貸し付けを実施するのがポイントでしょうか。広告や情報の配信をインターネットでできるようになった、つまり、ローコストでできるようになったことから成立する仕組みかもしれませんね。

ただソーシャルレンディングとは言っても、実施母体によって仕組みに若干の違いがあります。SBIソーシャルレンディングやアクシュは投資家が個々の借り手を審査するわけではなく、複数の借り手をカテゴリー別にまとめたそれぞれのファンドに対して投資する仕組みです。これに対してマネオミュージックセキュリティーズは個々の借主を投資家自身が吟味して投資対象を選ぶ仕組みです。

これ以外にもソーシャルレンディングを行っている企業はあるでしょうし、今後も増えると思いますが、現在はこの4社が代表的なようです。